「FXの才能がないのかもしれない……」
トレードで大負けした後、寝るにも寝れず夜中に外を歩いて「結局自分には無理なのか」「何故、自分だけがこうなるのか」と自分を責めて周りから「だからFXなんてするもんじゃない」と言われるのかとまさに絶望の闇の中に居るような状態でした
翌日も無気力で何も出来なくなり、食欲もなく、ただ時間に身を任すことしか出来なかったです。
そんな時に「もう一度、勉強して頑張ろう!!」と思える様になった一冊の本があります。
トレード界の聖書とも呼ばれる『デイトレード(オリバー・ベレス、グレッグ・カプラ著)』です。
この本のまえがきで、著者のオリバー・ベレスは衝撃的な告白をしています。
プロのトレーダーとしての初日、彼は自信満々で挑んだにもかかわらず、大きな損失を出し、トイレに駆け込んで一人で泣いたというのです。
伝説的なプロでさえ、最初から機械のように冷徹だったわけではありません。
私たちと同じように、感情に振り回され、悔し涙を流す人間だったのです。
誰しも、どうしても守りたい大切な人や、何としてでも掴み取りたい理想の未来があるはずです。
私にとってFXは、そんな諦きれない自己実現から始まったものでした。
しかし、現実は厳しく、勉強不足を痛感する日々。
着実に増えた資金を溶かした経験・・・
それでもオリバーの人間らしい弱さを知ったとき、不思議と前向きな力が湧いてきました。
「プロも泣くほどの苦しみを越えてきたんだ。まだ勉強が足りない私が、悔しがっている暇なんてない!!甘ったれるな!!」と自分を鼓舞してまた歩み出すことが出来ました。
本記事では、私が『デイトレード』を読み込み、付箋だらけにしながら学んだ「勝つための本質」を、私の実体験と共に紹介します。
手法以前に大切な「トレーダーとしてのあり方」を、一緒に見つめ直してみませんか。
1. 熟練者は「わずかな道具」しか必要としない
熟練したトレーダーはわずかな道具しか必要としない。
テクニカル分析を学び始めた頃は、多くのインジケーターを表示させればさせるほど、精度が上がると信じ込んでいました。
しかし、実際にトレードすると、後付けの根拠として見ているばかりで、精度は上がらず、信じられる根拠が何もないという有様・・・
この一節を読んだ私は「一つのことを深掘りする」大切さに気づかされました。
現在は、あれこれと手を出さず「一目均衡表」一つに絞ってテクニカル分析をしています。
理由は日本発のテクニカル分析でありながら海外のプロトレーダー達も使用していること。
また、考案者の一目山人の考え方が私が大好きなトレーダーであるギャン理論のギャンと共通するところがあったからです。
不思議なことに道具を1つにして深堀していく方が他のインジケーターや手法と対比するため自然とテクニカル分析に苦手意識がなくなり、トレーダー仲間に話せる様になりました。
※一目均衡表について学びたい人はこちら👇

2. 「利益」の前に「知識」を。プロとして生きる覚悟
まず知識を求めよ、利益はその次である。
投資の世界に入ると、つい「いくら稼げるか」ばかりに目が行きがちです。つまり欲に目が眩んでいる訳です。
しかし、この本は「まずプロとしての知識を求めよ」と一喝します。
私が以前学んだギャン理論でも、ギャンは「医師や弁護士になるには膨大な学習が必要なのに、なぜ投資家だけが無勉強で勝てると思うのか」と説いていました。
生涯稼いだ金額が50億ドルとも言われるギャンですら9カ月間もの間、ニューヨークのアスター図書館、ロンドンの大英博物館の資料を読み漁り勉強していたのに、個人投資家の私が、勉強せずに勝てるはずがない・・・
この本を読んで改めて「投資は片手間で稼げるものではなく、高度な専門職なのだ」という認識が出来ました。
つまり、利益は、正しい知識と経験の後に付いてくる「結果」に過ぎないのです。
3. 損切りからの逃避行。時間軸変更という罠
時間軸を変更すること
これは、私の胸に最も深く刺さった言葉の一つです。デイトレードでエントリーしたはずなのに、含み損が出ると「スイングトレードとして持ち越せば、いつか戻るだろう」と勝手に戦略を変えてる・・・何回これを繰り返していたか・・・
デイトレードでは、これを「損切りからの逃避行」であると一蹴しています。
自分の非を認めたくないというプライドが、さらなる損失を招く。
この本質的な問いかけは、誰も言ってくれないので、まさに晴天の霹靂で、私の甘い考えを根底から覆してくれました。
ルールを破ることは、自分自身を裏切ることだと怖ろしいほど腑に落ちました。
4. 記憶より記録。トレーディング日誌が習慣化の鍵
トレーディング日誌をつける

日誌の重要性は、どの本を読んでも書かれています。
それでも、負けた日の記録は苦痛で、ついつい「めんどくさい」という感情が勝っていました。しかし、この本では「再現性を見つけるには記録しかない」と説いています。
ふと、友達が「記憶より記録だよ」と言っていたことをふと思い出しました。
「人間の記憶なんで曖昧で都合の良いものに置き換えられるよな」と自然と言葉を意識するようになってから、ようやく習慣化の一歩を踏み出せました。
自分の醜いトレードを直視するのは頭が痛い作業ですが、その先にしか成長はないのだと、今は自分に言い聞かせています。
始めてトレーディング日誌を書く人は、見た目や内容にあまり気を取られず事実を淡々と書き始めるといいと思います。
内容は後から付いて来ますし、大切なのは再現性を記録しておくことです。
5. 知識が繋がる瞬間。エルダー博士の「3M」と信頼の監訳者
この本がこれほどまでに説得力を持っているのは、監訳者が林康史さんであることも大きいと感じています。ギャン理論の解説などでもお見かけしていたので、非常に信頼感がありました。
また、本の中ではアレクサンダー・エルダー博士の「3M(マインド・メソッド・マネー)」についても触れられています。
私が以前から大切だと感じていた概念が、この本でも一貫して語られているのを知り、「進むべき道は間違っていない」と確信できました。
3Mは初めて聞いたと言う方はこちら👇

まとめ:自分を深く理解して謙虚な姿勢で学び続けることが「ライフシフト」への一歩
トレードは、単なるチャートとの戦いではありません。自分自身の欲望、恐怖、そしてプライドとの戦いです。
オリバー・ベレスが初日に泣いたように、私たちもまた、失敗を繰り返しながら人間として成長していく過程にあります。
『デイトレード』を読み込み、自分の弱さを認められるようになったこと。
これこそが、私にとっての真の「ライフシフト」の始まりだと感じています。
もしあなたが今、負けて悔しい思いをしているなら、ぜひ一度この本を手に取ってみてください。そこには、技術以上に大切な「光」が見つかるはずです。



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