【実践トレード記録】ダウ理論と一目均衡表雲・ベガストンネルを壁にした「ダブルクラウド」検証|ユーロ円

実践記録・ケーススタディ

今回はユーロ円を題材に、一目均衡表とベガストンネルを壁として使用する私が独自に生み出したWクラウドの検証を主な目的としつつ、

マルチタイムフレームフレーム分析においての時間軸を固定した状態で相場をどう見ていたのか、そして実際にどのような判断と行動を取ったのかを検証として整理しています。

結果論ではなく、その時点で見えていた環境認識とシナリオを言語化することで、判断がどこで揺れ、どこで修正されたのか記録であり、計画・実施・検証・行動のサイクルを回し今後のトレードに活かす記録でもあります。

一目均衡表やベガストンネルに興味がある方だけでなく、
ダウ理論を使いあぐねている方やマルチタイムフレーム分析における時間軸の固定についても気づきが得られると思うので参考にして見てください。


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今回の相場環境

  • 日付:2026/2/10(火)
  • 取引市場:アジア東京時間~ロンドン20時頃まで
  • 通貨ペア:ユーロ円
  • 全体環境:下降局面
  • 4時間足:一目均衡表の基準線を下抜け
  • 1時間足:ベガストンネルを終値で抜けていない
  • ダウ理論:押し安値割れ後の転換が見え始めていた

ダウ理論と一目均衡表雲・ベガストンネルを壁にしたダブルクラウドのユーロ円相場検証

4時間足では基準線を割っており、相場全体としては下落基調。
上位足の目線だけを見れば、戻りを待って売りを考えたい局面だった。

一方で、1時間足ではベガストンネルを終値実体で抜けておらず、
下落トレンドの途中での反発、いわゆる逆張りの余地も残っていた。

検証時に気づいたことだが、このとき表示していたのは12EMAではなく、20EMAのベガストンネルだった。

松崎 美子さんのロンドンFXに書かれているベガストンネルの基本的な使い方では、短期は12EMAだが、エリオット波動の推進派を捉える目的で20EMAにしていたのを忘れてトンネルに注視していた。

そのこともあり、「まだ抜けていない」という判断が残りやすい状態だった。


想定していた2つのシナリオ

シナリオ①:ベガストンネルを抜けなければ買い

1時間足でベガストンネルを終値実体で抜けない限り、
一時的な反発からの上昇、もしくはレンジ的な動きを想定。

逆張りとしては成立しやすく、
結果的に見れば大きな値幅を取れる可能性もあるシナリオだった。

シナリオ②:実体で抜け、押し安値候補を割れば下落加速

もう一つは、ベガストンネルを実体で下抜けし、意識されていた押し安値候補を割った場合。

この場合、ダウ理論上の流れとしても下方向への期待値が高く、下落が加速する可能性を想定していた。

上位足で見ても、これまでの上ヒゲを埋めるように下落が進む展開もイメージできたため、目線としてはこちらを優先することにした。


実際の値動きと判断

結果としてはシナリオ②を採用。
価格は想定通り下落し、まずは利確。

その後も同じ目線を維持し、
水平線のサポート・レジスタンス転換を意識して戻り売りを試みたが、
一度は損切りとなった。

再度ショートするも、価格は最高値と最安値の半値付近まで戻された。
この水準は一目均衡表の先行スパン2とも重なっていた。

フィボナッチリトレースメントで引くのも高値・安値決めが必要になり見たい都合で見る一面もあるなら、一目均衡表の先行スパン2で見ていく方が簡便で効く可能性もあると感じた。

この時点で、もしシナリオ①(逆張り)を選択していれば、60pips程度の利益になっていた可能性もあったがこれは今後も検証を続ける。

V字回復のような動きも警戒したが、
今回はシナリオ②の目線を維持することを選択。

その後、再度下落してきたので建値付近で微益のチャラ逃げ、その後プライスアクションを確認して再度戻り売り。

結果として30pipsほどを獲得できたが反省が多いトレードとなった。

ダウ転換での下落局面

さらに戻り売りを狙うことも考えたが、下値を固めてきている印象があったため、無理はせず建値付近で撤退する判断とした。

下落後の調整上昇


その後の相場と振り返り

その後、寝て起きて相場を確認すると、事前に意識していた価格帯をすべて下抜けし、ユーロ円はかなり大きな下落トレンドへと発展していた。

結果だけを見れば、目線自体は間違っておらず、より長くポジションを保有できていれば、さらに大きな値幅を取れた可能性が高かった。


今回の検証で得た気づき

一度決めた時間軸は固定した上でより細部を下位足で見ること。
一目均衡表とベガストンネルの組み合わせもそれが出来ていないとブレて使えない。

アメリカのプロップ系出身の裁量トレーダーで有名なアルブルックスは、

「トレード中に別の時間軸を見て、判断を変えてはいけない」
と述べていて、マルチタイムフレーム分析をする際にいつも気に留めている。

あと、ダウ理論の押し安値と戻り高値について原則は理解しているけど、結局どこなのか分からないってトレーダーは多いと思う。

1つの答えになればいいと思うのが、
1つに執着せずに2つ以上の候補を持ってシナリオを立てて見る
ことで疑念が払拭されると思います。

ダウ理論と水平線の組み合わせは構造を捉えながらトレンド転換を狙うための手法ですが、トレンドの転換点である押し安値、戻り高値が決められないことを理由にダウ理論を使えないとしてしまうのはやはり勿体ない気がします。

もし迷われている方がいれば一度1つに執着せずに2つ以上の候補を持ってシナリオを立てて見てください。

今回のユーロ円でも、途中で時間軸を切り替えていれば、シナリオ崩壊・感情的な判断・建値逃げを繰り返していた可能性が高い。

ダウ理論は普遍の構造として固定し、一目均衡表雲とベガストンネルを“壁”として使う。

ダブルクラウドは、この「時間軸を変えない」という思想を実際のトレードに落とし込めればより機能する可能性があるため今後も検証していく。

また重要な気づきはプライスアクションから大衆心理を読み取りながら、
「どこで切らされやすいのか」
「どこで感情が動きやすいのか」
を意識し続けなければならない。

それができないと、

  • 不要な損切り
  • 感情的なドテン
  • 往復ビンタ
  • 感情の崩壊
  • 資金を減らすだけのトレード

こうした負の連鎖に簡単に入ってしまう。

今回の検証は、単に「取れた・取れなかった」ではなく、相場参加者の心理と、それに対する自分の反応を整理する意味で、非常に学びの多いものになった。


まとめ

  • 時間軸ごとに相場の見え方は必ず変わるが固定した時間軸で捉える
  • 途中で目線を切り替えないための基準が必要でダウ理論はその基準となる
  • 構造(ダウ)と行動(プライスアクション)は分けて考える
  • 利益を伸ばすには「耐える技術」も不可欠

※本記事はトレード結果を保証するものではなく、
判断基準を整理するための検証記録です。

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