マーケットの魔術師に学ぶ|損切り・規律・記録がすべてだった理由

マーケットの魔術師 資金管理・メンタル

突然ですが、
「あなたの最初の大きな勝ちは、買いでしたか?それとも売りでしたか?」

私は売りでした。

売りを選んだ理由は単純です。
急騰よりも、暴落のほうが怖かったから。

頭にあったのは、ブラックマンデー、ブレグジット、そしてフラッシュクラッシュ。

「もし同じことが起きたら?」

そう考えると、買いより売りのポジションを持つ方が合理的だと考え、証拠金維持率も含め安心出来る様に意識していました。

しかし、その“安心”が、私のトレードを歪ませ大きな損失を生み出すことに繋がっていました。

今日は、トレーダーが読む本の中でもあまりにも有名なマーケットの魔術師から生き残るトレーダーに必要なことを私の失敗・経験談も踏まえてお伝えしたいと思います。


リチャード・デニスの警告

リチャード・デニスはこう語っています。


最初の大きな利益が、その後のトレードを歪めることがある。

トレードを始めて最初に売りで勝った私は、その後も戻り売りばかり探しました。

上昇トレンドでも「そろそろ落ちるはずだ」と天井を探し続けた結果3年間積み上げてきた利益を吹き飛ばしました。

自分のトレードを修正できない傾向に気が付いているけれど勝ち負けに囚われてしまっている方はこちらもオススメです👇

地獄を見た経験から損切りに目覚めた!!生き残った伝説の3人が絶対に守った。資金管理&損切りルール完全比較
損切りしないFX戦略は、相場環境が変わった瞬間に機能しなくなる。実体験をもとに、含み損が戻らなくなる理由と「利益を守れなかった本当の原因」を解説します。

今振り返れば、これは完全な確証バイアスです。

私は相場を見ていたのではなく、破滅して行く自分を見ながらも後戻り出来なくなっていました。


素質より努力

ブルース・コフナーはこう言います。


努力しなければ優れたトレーダーにはなれない。

この言葉を聞いてすぐ頭に浮かんできたのがウィリアム・ディール・ギャンでした。

ギャンもまた、投機の世界で生き残るために一日何時間も図書館で勉強し続けた努力家でした。

私も最初は「感覚」でトレードしていました。
しかし、検証を始めてから気づきます。

  • エントリー理由を書いていない
  • 損切りの基準が曖昧
  • 相場環境の記録がない

努力とは才能を磨くことではなく、
“曖昧さを潰す作業”だと今は思っています。

分かったつもりにはまだまだ改善の余地が残されていることを理解しておく必要があると思います。

一目山人の愛した言葉を拝借するなら
信は疑の彼岸なりです。


エド・スィコータの5原則

エド・スィコータは明確です。

  1. 損切りは早く
  2. 利食いはじっくり
  3. ポジションは小さく
  4. ルールに従う
  5. ルールを変えるべき時を知る

私に一番刺さったのは「小さく張れ」です。

ポジションを持つ時にいきなり大きく持ってしまうとその後、大きなチャンスがあってもポジションを持つことが出来なくなるからです。

まずは斥候トレードで小さく動かして
トレンドや勢いに乗れたら大きくしていくのが安定した利益の第一歩だと思います。

大きく勝とうとすると、損切りが遅れてしまうのも落とし穴です。

だこら私は“損小利大”よりも
“損小固定”を意識するようになりました。

負けの大きさを固定することで、感情のブレが減り、冷静さを保つことが出来ます。


三つの法則

一に損切り
二に損切り
三に損切り

この言葉は何度も聞いていましたが、負けないトレード=損切りしないと言うまさに逆張り戦略を取っていました。

そのため本当に理解したのは、
損切りを遅らせて大きく負けた後です。

今だから言えることは、損切りは「負け」ではなく、ポジションの修正。

そして再現性・期待値の高いトレードを検証するための圧倒的な経験を生んでくれるものです。

そう考えられるようになってから、トレードの精度が確実に上がりました。


記憶より記録

デビット・ライアンは、日誌が成功の秘訣だと語っています。

私は毎回、以下を書いています。

  • 環境認識
  • エントリー理由
  • 損切り根拠
  • 感情
  • 改善点

今は実施・検証記録にして記録しています。

【実践検証#01】一目均衡表の準備構成から完成構成をドル円で検証
一目均衡表の「三役好転」は実際の相場でどう機能するのか?ドル円の下げ止まりから反転・完成構成への移行プロセスを実践検証。遅行線の先行シグナルや基本数値33の合致など、一目山人氏の思想に基づいた深い洞察と、トレードにおける心理的課題(感情による利確)の反省を記録します。

多くのトレーダーにとって“早すぎる利確”が最大の課題だと思います。

例外なく私もそうでした。

そこから脱出する1つの手立てがトレード日誌に記録することです。

記憶は曖昧で時に自分の都合の良い様に塗り替えられてしまうものですが、記録は嘘をつきません。

記録して時間を改めて見ることで様々な気づきを得ることが出来ます。

苦手な方は画面をスクリーンショットして後で見返してみるだけでもトレードの精度は変わってくると思います。

もちろん、出口戦略を練る際の事前知識は持っておかないといけません。


重要ポイントを見る目

トム・ボールドウィンは、

  • 週間高値
  • 週間安値
  • 半値戻し
  • 揉み合いゾーン

といった重要価格を重視しました。

私も現在は、一目均衡表をベースに環境認識をしていますが

  • 週足の高値安値
  • 日足の半値
  • レンジ上限下限
  • 過去に意識された価格帯
  •      

も必ず確認します。

相場は常にランダムに動いている中でも、実は「重要な価格」に何度も反応していることが分かるはずです。


まとめ

マーケットの魔術師たちの言葉を振り返ると、結局行き着くのは同じ場所でした。

  • 損切り
  • 規律
  • 記録

派手な手法ではなく規律やルールを守るという事。

しかし、これを徹底できた人だけが生き残っている。

私もまだ道半ばです。

それでも一つ言えることがあります。

最初の勝ちに縛られないこと。
相場に合わせて、自分を変え続けること。

それが、私が失敗経験とこの本から学んだ最大の教訓です。

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