本間宗久『相場道』から学ぶトレードの本質|天底を狙う思想
「この記事には広告が含まれます」
最近読んでいる本の中で、想像以上に面白かったのが『小説・本間宗久』だ。
この本は単なる歴史小説ではない。江戸時代の伝説の相場師、本間宗久の相場哲学を描いた作品である。
本間宗久は「酒田の本間様」と呼ばれ、米相場で莫大な富を築いた人物として知られている。
特に印象に残ったのが次の格言だ。
名人は天井売らず、底買わず
一見すると「天井や底は狙うな」という意味に聞こえる。
しかし読み進めるうちに、この言葉の本当の意味はもっと深いことに気づいた。
それは天井圏・底値圏を狙うという考え方だ。
そしてこの思想は、現代のFXトレードにも驚くほど通じるものだった。
それは実際に一目均衡表の準備構成〜完成構成を狙うトレードを実践している中で
その再現性と期待値が非常に高いのを身を持って痛感している。
デジタル化、AI化は素晴らしい。
でも偉人のトレードを紐解いて行くことで
温古知新として自分のトレードが昇華していくと思います。
本間宗久とは何者か
本間宗久は江戸時代の米商人であり、大阪の堂島米会所で活躍した相場師として知られている。
堂島米会所は世界初の先物市場とも言われ、日本の金融史において非常に重要な場所だ。
宗久は米相場で成功しただけではなく、相場哲学を後世に残した人物でもある。
有名なものとしては次のような相場書がある。
- 酒田五法
- 三猿金泉秘録
- 宗久翁秘録
特に酒田五法は、現代のローソク足分析の原型とも言われている。
宗久は単に価格の動きだけを見るのではなく、相場を動かす「人心」を重視していた。
つまり相場は数字ではなく人の心理で動くという考え方である。
この思想は現代のテクニカル分析にも通じている。
「天井売らず、底買わず」の本当の意味
宗久の有名な格言。
名人は天井売らず、底買わず
多くの人はこの言葉を「天井や底を狙うな」という意味で理解する。
しかし実際には少しニュアンスが違う。
宗久が言いたかったのは、極値を当てる必要はないということだ。
最高値や最安値というのは、後になってからしか分からない。
だから名人は次のような行動を取る。
- 大天井では売らない
- 大底では買わない
しかしその代わり、天井圏や底値圏を取る。
つまり上昇の終盤や下落の終盤で相場の転換を捉えるという考え方だ。
これは現代のトレードで言えば次のような戦略に近い。
- トレンド転換トレード
- ダイバージェンス
- 反転エントリー
極値を当てるのではなく、転換の構造を取るという思想である。
トレードの考え方は本を1冊読むだけでも大きく変わることがあります。
僕自身も、最初に読んだ本で「勝ち方」より「負け方」が重要だと気づきました。
もし興味があれば、無料で読めるので一度見てみてください。
無料で読めるトレード関連の電子書籍↓
一目均衡表の準備構成との共通点
宗久の思想を読んでいて特に面白いと感じたのが、一目均衡表との共通点だ。
一目均衡表には「準備構成」と「完成構成」という考え方がある。
準備構成とは、トレンド転換の兆しが現れ始めた段階のことを指す。
まだ多くのトレーダーが気づいていない段階だ。
このタイミングでエントリーすると、次のような特徴がある。
- 損切り位置が近い
- 利益の伸びしろが大きい
つまり損小利大の構造を作りやすい。
これは宗久の言う「天底圏を狙う思想」と非常によく似ている。
まだ相場の大勢が転換を認識していない段階でポジションを取ることで、大きな値幅を狙える可能性がある。
底を取るために私はボリンジャーバンドを使用しています。
フォーメーション分析のWボトムと組み合わせた底値圏を認識するボリンジャーバンドの使い方が気になる方はこちら👇

実際のトレードで感じたこと
最近のトレードでは、この考え方を意識するようになった。
例えば急落相場の場面だ。
多くのトレーダーは「まだ下がるかもしれない」と恐れる。
私自身も以前はそうだった。
しかし次の条件が揃っている場合はどうだろう。
- 損切り位置が明確
- リスクリワードが高い
このような状況では、底値圏でのエントリーはむしろ合理的なトレードになる。
実際に検証してみると、準備構成で入ったトレードは次の特徴があった。
- 早い段階で含み益になることが多い
- 建値移動がしやすい
つまり負けにくい構造を作ることができる。
これは期待値トレードの考え方とも一致する。
本間宗久の相場道読了後の一目均衡表準備構成底取りトレードはこちら👇

宗久思想が今も通用する理由
本間宗久が活躍したのは300年以上前だ。
それでも彼の思想が今でも語られているのには理由がある。
それは相場の本質が変わらないからだ。
テクノロジーが進化し、取引スピードが速くなったとしても、人間の心理は変わらない。
- 人は恐怖を感じる
- 人は欲に流される
- 人は群集心理に支配される
宗久が見ていたのは価格ではなく「人の心」だった。
だからこそ、彼の教えは今の相場でも通用する。
まとめ
本間宗久の相場道から学べることは多い。
特に印象的だったのは、天底を当てる必要はないという考え方だ。
重要なのは次の2つである。
- 極値を当てることではない
- 転換の構造を捉えること
そして損小利大の形を作ること。
江戸時代の相場師の言葉が、現代のFXトレードにも通じる。
そう考えると、相場の世界は本当に面白い。
これからfxを始めてみたいと思っている方やもう一度学び直したいと思っている方はまず初心者ロードマップを見て勉強を進めてみて下さい📚




コメント